上記動画のブログ版となります。
今回はS4で追加される新規武将を解説し、編成例を紹介します。
S2、S3とは違い、PKシーズンとして今後は限定武将ではなく、PKシーズン中はいつでも引けるようになりました。課金圧力は低下し、その分シーズン参加に集中できる点はとても評価できると思います。
S4で追加される武将の中で最も注目すべき武将は周泰です。補助武将としての汎用性が高く、多くの編成で利用ができる非常に強力な武将です。次点に姜維、袁術と続きます。
継承戦法では、奮闘力戦が比較的使いやすい戦法だと思います。形機軍略は現時点では継承をお勧めしません。
事件戦法は可能であればすべて交換すると良いでしょう。特に裸衣血戦や剛勇無比は必須です。PKシーズンで最も重要なのは周泰に加えて、この二つの戦法といってよいと思います。
袁術の解説
PKシーズンで追加される袁術は癖が強いものの、強力な武将の一人です。
序盤ターンで会心または鬼謀効果を高確率で獲得ができ、徐々に低下していきます。また主将であればアクティブ戦法の発動率が増加し、この発動率も毎ターン低下していきます。
発動率の上昇は準備戦法のほうが高いため、ダメージ率が高い準備戦法を活用するのをお勧めします。具体的には、破陣砕堅、万夫不当、万矢斉射、奇策妙計、燎原之火などが推奨準備戦法となります。兵刃戦法>計略戦法の優先順位になります。
即時発動戦法の場合は、火熾原燎や形機軍略、虎豹上将などがお勧めですが、即時発動の場合は火力面では多少落ちると思うので、Tier2~3編成での運用にはなると思います。
運用方法は上位Tier編成でも、下位Tier編成でも組んでも問題はないと思います。群弓編成としてはコスパが良い編成が多いため、袁術は部隊数を増やすのに丁度良い性能だと思います。
袁術の編成例
それでは具体的に編成例を見ていきましょう!
耐久編成よりの象兵編成と、短期決戦用の西涼鉄騎編成の2種類が騎兵編成にはあります。鋒矢陣+周泰で袁術の火力を高めて、西涼鉄騎で更に短期的な火力を確実なものにしていく構成です。
弓兵は白馬義従を利用した先攻+発動率の上昇で、短期的で確実な即時発動戦法でダメージを稼ぐ構成です。即時発動系の戦法では火熾原燎が燃焼系であること、火力効率が高く、発動率が高い点でお勧めできます。
単純な火力でいえば形機軍略のほうが期待できますが、燃焼系である点を評価しています。戦法のコスパ良く藤甲兵対策が取れる部隊は多く抱えていたほうが良いと考えています。また、陳宮や朱儁などの武将を加えた無當飛軍編成は特にコスパを重視し、勝敗は度外視し、ダメージを稼ぐだけの自爆部隊としての運用も悪くはないと思います。
陸抗を利用した計略系運用で鬼謀ダメージを底上げする編成も悪くはありません。奇策妙計は編成全体で利用しない可能性がそこそこ高いため、あまっている場合は袁術、陸抗で運用しても良いかもしれません。
編成としての評価ですが、運用してみないとわからない点も多いので、騎兵系はTier1~2編成が多く、弓兵系はTier2~3と評価しています。積極的に採用すべしとは思いませんが、ある種のロマン編成として袁術は魅力的な武将の一人だと思います。
荀攸の解説
次は荀攸です。荀攸は魏の功臣の一人で、賈詡、荀彧、郭嘉、程昱、荀攸の5名で魏の五謀臣に数えられています。
その中でも、賈詡や程昱などと相性が良く、荀攸固有戦法のアクティブ発動率を増加させ、計略ダメージを与える機会を増やす効果は相性が良いと言えます。
賈詡や程昱は固有戦法の発動率が高ければ高いほど強い武将のため、荀攸の固有戦法と相性は良いですが、優先して組むほどスペックが高いわけでもありません。
賈詡や程昱などと組む場合は以前の動画で継承してはいけないと評価した舌戦群儒の活用は面白いと思います。荀攸と舌戦群儒で賈詡や程昱の発動率を上昇させ、賈詡は固有と偽書疑心、程昱は固有と太平道法、そして荀攸の追加効果でダメージを稼ぐ編成を作れます
荀攸の編成例
荀攸は賈詡や程昱との組み合わせを紹介しましたが、固有戦法の特徴から、強力なアクティブ戦法を持つ武将と相性が良いです。賈詡や程昱、陸遜などが代表格となります。
ただ、先ほども解説しましたが、荀攸の属性値が高くなく、固有戦法もずば抜けた強さがないため、妥協編成で利用する武将の一人といってよいと思います。
魏では数少ない弓適性Sの武将ですが、現時点では荀攸を積極的に活用する理由は乏しいと考えています。
厳顔の解説
次は厳顔です。厳顔の属性はどれも低く、兵種適性は弓のみSと、非常に使い勝手が悪い武将です。
厳顔の固有戦法はアクティブ戦法で、発動率は最大35%、準備ターンを要するため、非常に重いのが特徴です。その効果は自軍二人を洞察状態、2ターン持続、かつ敵軍主将を砕心2ターンするチャンスがある、というものです。せめて、自軍二人ではなく、友軍二人であればまだ活用しやすかったと思いますが、厳顔の活用シーンを見出せません。
せいぜい、白眉+乗敵不虞などで利用し、敵軍主将を全力で潰しに行く編成として運用するくらいです。ただ、敵軍主将を無力化する前に自軍全体が無力化される可能性が高いので、厳顔を活用しないほうが良いでしょう。そのため、編成例の紹介もありません。
姜維の解説
S4の目玉武将の一人、姜維を紹介します。
姜維の戦法は奇数ターンに兵刃ダメージ、偶数ターンに計略ダメージを与え、敵属性を低下させます。主将の場合は属性の影響を受けるため、属性下げ効果も期待ができます。
姜維の最も良い点は、確実に発動する点です。混乱や虚弱の影響は受けるものの、制御効果に強く、不確実な火力ではないことから、安定火力が期待できる良い武将です。属性値は平均的に高く、兵種適性も騎兵と弓兵でS適性を持っているため、使い勝手は良いと思います。
姜維の編成例
姜維編成で特に編成強度が高いと言われているのは、姜維龐統諸葛亮と姜維趙雲諸葛亮の二つですが、それ以外の編成で兵種適性をSにする宝物を使って運用するのも十分強いと思える編成です。
姜維の推奨戦法は昏迷乱擾+杯中蛇影ですが、昏迷乱擾の代替戦法は文武両道、諸葛亮と組む場合は杯中蛇影を諸葛亮に持たせて、姜維は火熾原燎を使うことで燃焼効果を持たせるというのも悪くはない編成案になります。
劉備と組む場合は乗勝長駆で姜維の火力を底上げするのも選択肢の一つです。また、形機軍略よりは火熾原燎のほうをお勧めします。そのため形機軍略は現時点では継承しないほうが良いかなとは考えています。
中華サーバーでは、形機軍略は強化をうけて、ダメージ率が調整されています。日本版の形機軍略の性能は虎豹上将を少し強化した程度ですし、姜維や袁術を率先継承して得るべき戦法とも思えません。
周泰の解説
次は周泰です。この武将こそがS4では最も重要な武将といえます。
固有戦法は友軍の被ダメージを肩代わりし、友軍の兵力が70%以上の場合は友軍のダメージを増加させます。孫権が主将の場合はダメージの増加率がより高くなります。
この戦法は自軍ではなく、友軍二人が対象となるため、常に周泰以外の二人が対象となる点が非常に使い勝手が良いポイントとなります。そのため、周泰以外の2名をアタッカーとした構成も組めますし、主将火力のみに特化し、主将のダメージを肩代わりしながら、鋒矢陣とあわせることもできます。
騎兵と盾兵適性がSなので、呉騎馬編成での運用が主体となりますが、虎豹騎、象兵、西涼鉄騎などの兵種戦法と相性が良く、なんにでも合わせられる万能武将として非常に重宝します。
また、三勢陣編成との相性も良く、三勢陣で発動率を上昇、周泰の固有で火力を増加、主将の保護と、三勢陣編成に必要なことの大半は周泰のみでできてしまいます。
周泰の編成例
騎兵編成は孫尚香や孫権といった呉騎馬武将の中でも特に火力を出せる武将を利用しています。今回紹介した袁術編成とも相性が良い武将です。
盾編成では特殊な組み方を多く紹介していますが、以前の動画で夢中弑臣を使った編成もこの中に含めています。他にも槍兵編成もあるんですが、1ページでは足りませんでした。
新シーズン開始前後くらいでテンプレ編成をまとめた動画を作る予定なので、その中で紹介していければと考えています。
陸抗の解説
次は陸抗です。
陸抗は味方主将の鬼謀発生率を14%増加させ、鬼謀ダメージを20%増やします。味方主将のダメージの肩代わりがあるので、周泰と同様に鋒矢陣との相性が良い武将の一人です。
兵種適性は弓兵と兵器がSとなっており、固有戦法の効果も計略系のみを強化する点で、少々編成幅が狭い点が評価を下げます。また、属性の影響を受けるわけではないので、固有戦法が上振れすることもありません。
スペック的にも高くないため、計略系の呉弓で活用するか、三勢陣利用するくらいしか思いつきませんでした。
陸抗の編成例
三勢陣編成では程昱や龐統などで発動率と火力を両立させる編成を組めます。
呉陣営編成では、周瑜や陸遜といった呉の計略武将と合わせて、これらの武将の火力を底上げすると良いでしょう。ただ、陸抗は周瑜や陸遜、呂蒙、魯粛といった大都督に数えられていないため、その点も評価を下げます。
積極的に活用する理由がなく、妥協編成で陸抗を使う程度の評価とせざるをえません。
高覧の解説
次は高覧です。高覧は属性値が低く、最も使いづらい兵種である槍兵種の適性のみがSとなっています。
固有戦法も単体対象かつ、ダメージ率も高くなく、単体の兵力無効付与が3ターンあっても、それほど狙った効果を引き出すことはできないでしょう。
弱体状態の友軍単体の固有発動率を10%増やす効果も1ターンしか持続せず、PKシーズンの外れ枠武将としての代表格といえるでしょう。
基本は継承した後は素材として利用する武将となりそうです。よって、編成案はありません。
張春華の解説
次は張春華です。
張春華はコスト3で利用できる武将としては破格の性能を持っています。属性値は低コストのため高いとは言えませんが、兵種適性はAが3つ、固有戦法は発動率40%、準備ターンなし、ダメージ率も充分かつ、敵複数の属性値を下げる効果があり、2ターンも持続してくれます。
通常の編成としても利用ができますが、今回の動画ではスタダ編成としての活用方法を紹介します。次回の動画はスタダ解説動画を予定してますが、それを先取りする形での紹介になります。
張春華のスタダ編成について
張春華は陸遜三勢陣スタダで活用します。
S3から陸遜三勢陣スタダを推奨していましたが、PKシーズンより張春華が登場し、シーズン開始時の初期部隊コストが15に変更されたことで、シーズン開始から組める編成として非常に有用なスタダ編成となります。
お勧めできるポイントは複数あります。まず、三勢陣利用として、陸遜は火力が優秀で、三勢陣の副将効果としての火力増は張春華と相性が良いです。左慈は低属性のため、兵損が多くなりがちですが、刮目相待を利用することで兵損を軽減させながら、三勢陣の副将効果による火力も期待ができます。
覚醒後は更に編成が安定するため、序盤の土地開拓が最もスムーズに行える上に、陸遜左慈の2武将を活用ができるため、最終形である諸葛亮を加えても、2武将をそのまま活用ができる点で無駄がありません。
ネックといえるのは、三勢陣編成が陸遜で確定してしまう点のみで、三勢陣の利用先にこだわりがないのであれば、陸遜三勢陣スタダを推奨します。もちろんこのスタダ編成がS4以降は主体になるため、陸遜対策を施した編成を組むのはとても重要になります。
例えば、パッシブや指揮戦法対策の剣鋒破砕、アクティブ戦法対策の諸葛亮、左慈対策としての必中編成などが考えられます。また、藤甲兵編成はS4でも重要になりますが、陸遜三勢陣スタダによる燃焼編成の割合は上昇し、序盤の活躍は難しいものと予想されます。
私の動画でも火熾原燎の活用を多くの編成で進めていますし、藤甲兵対策はより重視しています。藤甲兵は孫尚香や兵刃袁術、剛勇無比、虎豹騎、西涼鉄騎など、兵刃系上位Tier編成へのカウンターになるからです。
藤甲兵はそのデメリットから敬遠しているプレイヤーが多いとは思いますが、兵刃系の上位Tier編成は多く、その安定カウンターとして藤甲兵編成は非常に重要な役割を持っています。またS4は勢力別かつ、ある程度陣地を広く持った後は守りながら前進していく勢力が多く存在し、駐屯などでそれら主力部隊を迎撃することは難しくありません。
プレイヤーとしての駆け引きする人ほどS4は活躍できると考えているため、藤甲兵は利用すべきだし、藤甲兵対策は広く行うべきと考えています。どのタイミングで藤甲兵を組むべきか?は難しいですが、陸遜三勢陣スタダが非常に多くなると予想され、2部隊目や3部隊目では兵刃系の上位Tier編成を組む人が多いと思うので、3、4部隊目の編成で藤甲兵部隊を組むと良いかもしれません。
来季は陸遜三勢陣と同じくらい、孫尚香周泰凌統編成を見ることになりそうですし、そのカウンターとしては藤甲兵編成がわかりやすいと思います。
PKシーズンの継承・事件戦法について
最後は継承戦法や事件戦法について簡単に触れていきます。
継承戦法について
形機軍略は継承をお勧めしません。姜維はランクアップ優先です。もし継承するなら袁術でしてください。
奇策妙計はスタダで張春華を利用する可能性がある場合はランクアップしておくほうが良いでしょう。ただ、どちらの武将で継承しても問題はありません。戦法の継承自体は余裕があればしておけばよいと思います。必須ではありません。
奮戦力闘は武力の影響を受ける回復戦法です。武力武将は補助や回復が非常にしにくいため、この戦法は非常に重宝するはずです。周泰には特に向いていると思います。継承は厳顔で行いましょう。周泰はランクアップしましょう。
乗勝長駆は毎ターンダメージ率が上昇するパッシブ戦法です。8ターン運用するのが前提となっているため、後半ターンまで戦える編成で利用すると良いです。その上で確実にダメージを出せる司馬懿や姜維、楽進、陳宮などは乗勝長駆と相性が良い武将だと思います。特に楽進とは相性が良いと考えています。高覧で継承するのをお勧めしますが、必須戦法ではありません。
事件戦法について
次は事件戦法です。
裸衣血戦はPKシーズンで最重要な事件戦法となります。これは最優先で交換してください。活用武将も多く、孫尚香や夏侯淵、馬超、凌統、趙雲などで利用できます。特に孫尚香での活用をお勧めします。
剛勇無比は張飛、楽進、孟獲などの武将にお勧めします。他にも固有戦法が強力な関羽や黄忠なども運の要素が強くなりますが、悪くはないとは思います。
引弦力戦は弓兵種専用戦法のため、使い勝手は悪いですが、副将呂布や夏侯淵、孫尚香利用でお勧めできます。虎豹騎編成のほうが上位になるため、引弦力戦はそれらの上位編成が組めない人向けの事件戦法となります。単体戦法としては悪くない性能だと思います。
鉄騎駆馳は敵軍全体を襲撃状態(後攻)にし、自軍全体が突撃戦法を発動したときに目標の統率を15%減らし、3ターン持続、重ねがけ可能な戦法です。基本は虎豹騎などで突撃戦法の発動率を上昇させ、敵軍の統率を下げて、序盤ターンの短期決戦に持ち込むための戦法と考えてよいでしょう。推奨編成は虎豹騎かつ、郭嘉や黄月英、周泰、曹操といった兵刃系騎兵補助武将と相性が良いと思います。
歛衆而撃は敵軍1~2体に兵刃ダメージを与え、自身の兵力を45%の確率で回復、武力の影響を受ける、という性能です。決して悪くはありません。対象が二人の場合のダメージ率は合計で328%、形機軍略は兵刃と計略の合計で328%、対象数、発動率やダメージタイプに違いはあれども、悪くはない性能ということがわかります。特に良い点は、準備ターンなしの兵刃系戦法は主力級で言えば、千軍一掃、臥薪嘗胆、落鳳、暴政劫掠、避実撃虚、勇壮飛燕などがあがり、それらの一つに歛衆而撃が加わることになります。上位Tier編成では使いませんが、兵刃火力戦法が足りない代替戦法としては候補になります。
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